システム名
- MQMS(Medical Questionnaire Management System)
会社名(業種)
環境
- 診察室用(1台):iMac 27インチ / FileMaker Pro 17 Advanced
- 管理用 (1台):Mac mini / FileMaker Pro 17 Advanced
- 受付用 (1台):iPad Pro / FileMaker Go 17
- 患者様用(2台):iPad / FileMaker Go 17
※ 診察室用マシンのFileMaker Pro 17 Advancedをホストとし、無線LANにてファイル共有
※ 初期構築時はFileMaker Pro 12およびFileMaker Go 12
システム内容
予め問診情報(質問文、回答方式など)を登録しておき、患者様にiPadを使って回答していただくシステムです。
問診情報はクリニック側で自由に追加・編集・削除が可能です。
患者様が入力された回答は、即座に診察室用、受付用、管理用の画面に反映されます。
【問診テンプレート登録】
- 問診票の質問文、回答方式、関連質問などを登録。
- 診察区分【初診 / 再診 / 初再診】
- 言語【日本語 / 英語】
- 質問文
- 回答方式【選択(単一・複数可) / 数値 / テキスト入力(単一行・複数行) / スケール(5段階) / シェーマ図】
- 選択項目(選択式回答項目の場合)
- 単位選択項目(数値回答項目の場合)
- 関連質問(特定の回答を選択された場合に関連質問に遷移)
- 資料画像
【問診入力】
- 選択された診察区分・言語から、使用するテンプレートを自動判別。
- 再診、再初診時は患者様情報を過去問診から自動取得して表示。入力の手間を軽減。
【問診一覧、詳細】
- 入力された問診を時系列で一覧表示
- 診療後はアーカイブに移動可能(問診情報の蓄積)
【問診票の印刷、PDF保存】
- 必要に応じて、問診票を紙に印刷、もしくはPDFファイルとして保存
【「患者様ID」メール通知】
- 診察券の代わりとなる「患者様ID」の通知メールを送信
経緯
新たにビジネスパーソン向けのクリニックを開院されるにあたって、システム導入のご相談をいただきました。
結果
- 入力された問診情報が即時に診察室や窓口で確認できるため、患者様への迅速な対応が可能となっています。
- クリニックのターゲットがビジネスパーソンであることから、iPad問診票への抵抗は少なく、操作説明を求められることもほとんどないとのことです。
- これまで紙で扱っていた問診情報をデータ化したことで、ミスが軽減し、紙の節約にもつながったと喜ばれています。
- システム導入後、機能拡張のご依頼をいただき、予防接種用問診票への対応、ならびに患者様へのアンケート機能を実装しました。
- 2019年2月にFileMakerのバージョンアップ(Ver.12 → 17)、およびハードウェアの入れ替えを行い、操作性がさらに向上しました。