国際学力テスト(PISA)

国際学力テストの結果が発表されました。
今年は読解力や科学的応用力の順位があがったということで文科省では胸をなでおろしているそうです。

よく言われること、
日本の教育は詰め込み式だから、知識は増えるが考える力は伸びない。
だからPISAのような形式のテストでは点数が伸びない。

では、今年あたり、PISAの結果がよくなったから日本の15歳の考える力が伸びたのでしょうか!?

企業で新人採用をされる方や、学校の先生など、多くの若者と相対する機会のある方の答えは「No」でしょう。
私も同意見です。
日本の教育や社会がここ数年で変わったわけではありません。
ではなぜ順位が上がったのか?
話は簡単、生徒達がその種の問題に慣れた。それだけの話なのではないでしょうか。

PISAの試験を意識することは、今までとは少し違った視点での勉強を意識させることに
なっているでしょうから、それでよし。とし、日本としてどう人材を育成していくのかを
長期的に考えなければいけないと思うのです。

PISAでわかる学力、受験でわかる学力、色々あるとは思います。

知識を蓄えること、そして理解し、考え、それを表現すること。
考える中で、自分の中に自分なりのルールを作っていくこと。

考学舎で目指す姿です。

コレ、ICT事業部のブログですが、必要な人材、という意味では
教育もICTもありませんので・・・

執筆者: 坂本 聰
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