無意味なこだわり

昨今、どうしても気にしてしまう、iPhone普及率。
厳密に調べるつもりはありませんが、通勤電車に乗ったときなどは、
iPhoneを持っている人がどれくらいいるのか気になってしまいます。
私の勝手な感覚では、5人に1人くらいは持っているような印象です。
友人・知人でもiPhoneユーザーは増えるばかりで、iPhoneユーザーでない私もよく薦めらます。
まるで、ボタンが付いている携帯電話が時代遅れであるかのように…。

考学舎でも、「Filemaker go for iPhone」が発表された折にはスタッフ一同衝撃を受け、
発売後すぐに導入、調査に乗り出しました。

そんなわけで、巷に大いに影響を与えているiPhoneですが、
これに手を出すか出さないかの境界線は人それぞれのようです。

たとえば、海外に知り合いの多い元CAの友人。
skypeをiPhoneで使える、という噂を聞きつけた彼女は、
すぐにiPhoneに手を伸ばすことはせず、iPhoneユーザーにリサーチをかけ、
「もう少し通信の途切れがなくなったら買う」
というラインを設けているようです。

そして、私のこだわりラインは、「手垢」と「手汗」。
考えのカタい人間、ということなのかもしれませんし、
普段、その類のことはそれほど気にならない性格なのですが、
まず「画面を触る」という根本的なところに若干の抵抗があり、
たまにiPhoneユーザーの端末を見せてもらうと、案の定、結構手垢まみれだったりしています。
「汚れたら拭けばよい」ということなのでしょうが、
その手間をかけるくらいなら、わざわざ画面を触らなくてもいいんじゃないか、と思ってしまいます。
「保護フィルムを貼ればよい」ということでもあるかもしれませんが、
あまり問題の解決になっていないような気がしてしまいます。手汗は付着するし。
ネットで調べると、「ガラコ(車の窓に塗る、水をはじくアレ)を塗る」という
冗談のような本末転倒な対処法があったりするようですが。

青山にあるプラダビルのガラスの壁面は、いつ見ても汚れのない状態が保たれているのですが、
これには「ガラスの表面に、汚れを食べる微生物を飼っている」という都市伝説(?)があることを先日聞きつけました。
これが本当ならすごい話です。

「画面が手垢で汚れないバージョン、ついに発売」という発表がなされるまでは買わないだろう…と思っている私は、
ボタン付きの携帯電話が発売される限り、iPhoneユーザーの境界線をまたがない気がします。

そういえば以前、タッチパッド搭載の携帯電話があったような...。

執筆者: 金澤 秀俊
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