FileMaker Goで動くファイル試作

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既存の顧客管理ファイルを使い、FileMaker Goで動く部分を作ってみた。

作ってみた、とはいってもごく簡単である。
ipod用のレイアウトを作成し、LOGON時のスクリプトで振り分けをすればよい。

ipod用のレイアウト作成

ipodの画面サイズは本来、横312pxだが、今回430pxほど。
ちょうど画面内に収まる程度で縮小表示してくれる。
もう少し大きくしてもかまわないが、やはり使いにくくなる。
いずれにせよ、表示問題はそこまで大きくはない。
なぜなら、FileMakerProでレイアウトモードにして調整すればよいだけだから。
今までのPC用ファイル作成と大きな違いはない。

LOGON時のスクリプトで振り分け

これも簡単。LOGON時に動かすスクリプトで
IF[Get ( システムプラットフォーム ) = 3] として振り分け、FileMaker GO用レイアウトに遷移させるだけである。

ここまでのファイルそのものへの変更よりむしろ、
どちらかというと環境設定が大変なのではないだろうか。
今まで社内で使ってきたファイルを社外から見られるようにするには
いくつかの条件がありそうだ。
(どこまでセキュリティを求めるかで大きく変わるが...)

固定IPがあること。
外部からのアクセスを振り分けられるルータがあること。

あたりが最低限の条件だろうか。
一番シンプルには、ポート5003(tcp/udp)を開けてあげて、IPマスカレードを設定してファイルメーカーサーバつないであげればよい。
ファイルを開く際にはもちろんアカウント・パスワードを入れて開くようにしておきたい。

外部からのアクセスを許可することになるのでこの部分は
中途半端な知識でやってしまうのはちょっと危険かもしれないが...

FileMaker Go|考学舎スタッフブログ

執筆者: 坂本 聰
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